オリーブの実がつかない。もしかしたら、、、
家のオリーブが咲いて思い出す。
「庭木のオリーブに実がつかないのですが、どうすればいいでしょうか?」
こんな相談を受けたことがあります。
まず抑えるべきポイントとしては
オリーブの実をつけるには2品種必要
ということです。
品種とは?
同じオリーブの木と言えど、花の咲く時期、実の大きさ、実に含まれる油分量などなど、異なる特性を持つ木があり、それぞれに名前が付いています。
サクラでいうところのの”ソメイヨシノ”が正に品種名で、サクラには”御車返し”、”鬱金”など、聞いたこともない品種がほかにも山ほどあるのです。
受粉について考える
植物が実を付けるということは、花粉が柱頭に受粉されることが必要というのは知られていますが、植物の中には、自分の花粉が自分の花に付くことを嫌うものがいます。
なぜでしょうか?人間でもそうですが、自分と近縁な相手との交配ではやはり自分に近い子孫しか生まれない、もしくは自分より弱くなる可能性が高く、自然の中で生きていけないからです。
自分とはある程度異なる”血”を持つ相手との交配が、子孫の多様性を生み子孫繫栄の一助となります。
オリーブも自分の花粉が付くことでは実をつけない品種がほとんどで、違う品種を用意してあげないと実=子孫はつくられないのです。
品種の選び方
オリーブの品種は探すと探すだけ出てくるので、一覧表のようなものは私は用意できませんし、多くの品種を栽培した経験もないので、これがベストの組み合わせだ!ということは出来ません。
ただ、品種を選ぶときのポイントとして、花の時期があります。
前述のサクラもそうですが、品種が違えば花の時期も変わってきます。オリーブの木を買いたいという方は、花が咲く時期にホームセンター等で見ると、同じタイミングで花を付けている品種が分かるはずですので、時期としては5月からの購入がおすすめです。
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