水道水と雨水 植物がよく育つのはこの水だ!
植物を育てる上で必要不可欠な”水”。
お家の観葉植物に水道水をあげているけど、本当は雨水のほうがいいのかも?
そんな疑問を持った方へ、この記事ではお家の植物がよく育つ水について書いていきます。
目次
雨水のほうが植物がよく育つ?
長く植物を育てている方は聞いたことがあるかも知れません。
水道水より雨水のほうが植物がよく育つというのは、実はよく聞く話ではあります。
それは噂程度であったり、実際の栽培経験で実感されている方もいます。
水道水と雨水、それぞれの特徴を整理してみましょう。
雨水の特徴
浄水場を経由し地下の水道管を通す水道水とは違い、雨水は大気の影響を大きく受けます。
雨上がりは空気が澄んで気持ちがいい、というのは本当で雨は空気中のちりやホコリを洗い流します。
また海が近ければナトリウムやマグネシウムを多少含みやすいでしょうし、ある種の工場等の大気汚染の原因があれば硫酸塩等を含み、酸性雨の基準であるpH5.5を下回ることになります。
しかしながら、雨水に含まれる植物に有効なミネラル量は極僅かであり、このことが植物の生育にプラスの影響を与えているということは、残念ながら私は断言できません。
水道水の特徴
多種多様な栄養素(ミネラル)を含みやすい雨水。
それに対し水道水は、いつでもどこでも水質が一定であることが特徴。。
と思ったそこのあなた、実はちょっと違います。
水道水は場所でこんなに違う
全国の水道水の水質については、浄水器のプロフェッショナルである「クリタック株式会社」の’全国水質マップ’が非常に面白いので、ぜひ以下のリンクから見てみてください。
全国水質マップ | 水のプロフェッショナル-水のプロフェッショナルが提案する浄水器-クリタック株式会社 (kuritac.co.jp)
日本は軟水のイメージがありますが、地域によってはミネラルウォーターの代表格”ボルビック”を超えるミネラルを含むのです。
私は全国トップレベルの硬水地域である沖縄に住んだことがあるのですが、ポットの内部にカルキがこびりつくスピードに驚きました。掃除してもキリがないので諦めたことを思い出します笑
日本一おいしいコーヒー
日本が軟水であるというイメージは、日本で製造される市販のミネラルウォーターからも来ているかも知れません。
日本のミネラルウォーターといえば、南アルプスの天然水。(自分だけ?)
採水地は、山梨県北杜市白州。南アルプスのおひざ元です。
サントリー南アルプス白州工場では工場見学のツアーがあり、水が採水されるまでの流れや徹底的に品質管理された製造ラインも直接見ることができます。
そしてその工場の入り口のすぐ脇にセブンイレブンがあるのですが、
ここのドリップコーヒーって、、
日本一おいしいということでいいですよね?!
工場見学に行った際は、ぜひご賞味下さい(笑)
結論
水道水、雨水、どちらも地域差があることを踏まえ、一般的には水質が一定である水道水は植物に良いというよりむしろ、”植物を育てることに大きな問題がない”といえます。
雨水については、雨水が植物に良いことが知られる理由として、私個人的には以下の理由が考えられました。
極微量なミネラルによる生育促進
化学肥料でカバーできていなかった微量要素が補給され、育ちがよくなったパターン。
鉢植えの場合、降雨が適度な湿気を保つ
湿った空気が土中や植物の周りに適度な湿度を保ち、育ちがよくなったパターン。
日当たり、風通し、温度変化によるもの
場所移動によるその他の条件が変わり、育ちがよくなったパターン。
水道水でも植物の成長には問題ないですが、植物の成長期には雨水に当てる日を設けてもいいかもしれません。
※井戸水という選択肢もありますが、これこそ地域差が非常に大きいものです。飲料水レベルの水もあれば、場所によっては硫黄分を多く含み腐卵臭がする水もありますのでご注意ください。
こだわるインテリア ~身近にもっと観葉植物を~|植田屋 -UEDAYA-
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植物を知ってもらい、育てるハードルを下げることを目的に、エアープランツ(チランジア)や、ビカクシダなどを中心に手入れが簡単な植物を取り扱っております。コウモリランと、重厚感あるチーク板を組み合わせた観葉植物は深みのあるお洒落な室内インテリアとしておすすめです。暮らしの中でもっと手軽に緑を感じられるようご提供いたします。
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